築年数が古い

築年数が古い物件は買い手が見つかりにくい上に、空き家であれば居住している物件と比べて老朽化が進んでしまうので、さらに買い手が見つかりにくいでしょう。

また、気づかない場所でシロアリやカビなどによる不具合が発生している可能性があります。買い手を見つけて売却した場合には、引き渡しのあとで不具合が見つかっても、売り主の責任（契約不適合責任）となります。

しかし、買取の場合にはその責任がなく安心です。

遠方にある

空き家が遠方にある場合は、仲介で売却を依頼すると査定や内覧、契約などで何度も足を運ばなければなりません。査定をしてすぐに売買契約が可能な買取が向いているといえるでしょう。

早く売却したい

仲介だと、どの程度の期間で売却できるのか予測ができません。すぐに売却できることもあれば、何年も買い手が見つからないケースもあります。早く売却したい、早く現金化したいという場合には、不動産買取業者が買取を行う空き家買取がおすすめです。

複数の所有者がいる

相続などで複数の所有者が存在する場合、仲介で売却すると売却価格で揉めるケースがあります。売却が決まったあと、「自分が不動産会社と契約すればもっと高く売れた」などとトラブルになってしまうことも少なくありません。

買取だと査定価格が買取価格となるので、所有者それぞれが別の不動産買取業者に査定を依頼して、もっとも高く買い取ってくれる業者を選べば揉めることがなくなります。

買取

ダントツで空き家を早く処分できる方法が、不動産買取業者に直接買い取ってもらう方法です。査定を依頼し、提示された査定価格に納得できれば、すぐに売却が成立します。

早ければ査定の依頼から数日で空き家を現金化することも可能です。買取だと早く売却できるだけでなく、高額になりがちな仲介手数料が不要であったり、物件に不具合が見つかった場合の契約不適合責任が免責されたりなど、大きなメリットがあります。

条件付きでの仲介売却

不動産売却では、不動産会社に仲介を依頼して買い手を探す方法が一般的です。

人気の立地や築年数が浅い空き家だと、売り出してすぐに売却が決まるケースもありますが、平均的に3カ月～半年ほどの期間がかかることが多くなっています。

一般的な空き家の場合には買い手が見つかりにくいので、平均的な期間よりもさらに長期間を見込んでおく必要があるでしょう。そこで早く売却するためには、相場よりも低い価格で売り出す方法があります。お得感があることから、早く売却できる可能性が期待できるでしょう。

空き家バンクへの登録

空き家バンクとは、空き家を売りたい人と購入したい人とをマッチングするためのサービスです。空き家を早く売却したいなら、登録すれば売却できる可能性が高まります。

自治体への寄付

空き家は所有しているだけでも、固定資産税などの費用がかかります。そのため、利益はなくても良いのでとにかく処分したい、と考える方もいらっしゃいます。最終手段ではありますが、自治体などで空き家の寄付を募っていることがあるので、寄付をするという方法があることも知っておいてください。