“高台”の不動産におけるメリット・デメリットについて
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世の中には、再建築不可物件を始め、特殊な特徴や形状を持った不動産がいくつか存在します。
今回解説するのは、これに該当する“高台”の不動産についてです。
高台とは、周囲よりも高く隆起し、平らになっている土地を指しますが、このような不動産には一体どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
高台の不動産におけるメリットは?
まずは、高台の不動産におけるメリットを見ていきましょう。
具体的には、以下のようなメリットです。
・眺めが良い
・水害に強い
・採光、風通しが良い
・空き巣被害に遭いにくい
・地盤が比較的強い
眺めが良い
高台の不動産は土地自体に高さがあるため、遠くの景色まで見渡すことができます。
また、周辺からの視線を気にせず、住宅に大きめの窓を設置することも可能です。
もっと言えば、高台には基本的にビルなどの高い建物が建築されないため、後々眺望が悪くなってしまうことも考えにくいです。
水害に強い
“水害に強い”というところも、高台の不動産における大きなメリットです。
低い土地では、大雨による冠水が起こる可能性があります。
また、川や海が近くにあると、増水や津波の影響によって、なおさら水害のリスクは高くなります。
一方、高台はどれだけ大雨になろうと、冠水する可能性は極めて低いですし、住宅が川の氾濫や津波などに飲み込まれることも基本的にはありません。
採光、風通しが良い
先ほども触れたように、高台の不動産の周囲には、基本的に視界を遮る高い建物が存在しません。
よって、太陽の光は良く当たりますし、風も通りやすいです。
空き巣被害に遭いにくい
高台の住宅には、坂を上り、公道に取り付けられた階段などを上らないとたどり着けないケースが多いです。
そのため、低い土地にある住宅と比べると、圧倒的に空き巣の被害に遭う可能性が少ないです。
また、配送業者などを除くと、近くには周辺に住んでいる人物しかいないため、不審者が現れるとすぐにわかります。
地盤が比較的強い
山を削って造成された高台は、比較的地盤が強いとされています。
地震の発生が非常に多い日本において、地盤がしっかりしているのは大きなメリットだと言えるでしょう。
ただ、盛土をした高台の不動産は、地震の際に土砂崩れが起きやすいとされているため、注意が必要です。
高台の不動産におけるデメリットは?
一方で、高台の不動産には以下のようなデメリットもあります。
・アクセス環境が悪い
・ショッピング環境が悪い
・坂道が多い
アクセス環境が悪い
電車の駅は基本的に低い土地にあるため、高台の不動産はどうしてもアクセス環境が悪くなってしまいます。
もちろん、バス停などが近くにあるケースは考えられますが、徒歩で駅から自宅までを行き来したいという方にとっては、決して利便性の高い物件とは言えません。
ショッピング環境が悪い
スーパーやコンビニ、大型の商業施設といったショッピング施設は、基本的に集客が見込める立地に集まります。
よって、高台にはあまり出店されないことが多く、アクセス環境と相まって、ショッピングの負担はかなり大きくなることが予想されます。
坂道が多い
高台の不動産は、長い坂を上り切ったところにあるケースがほとんどです。
そのため、体力的なつらさを感じることはあるでしょう。
特に、高齢になると足腰が弱ってしまうため、高台の不動産を購入する際は、年齢を重ねても生活できるかどうか考えなければいけません。
また、若い方であっても、幼い子どもを連れたり、大量の荷物を運んだりする際には、不便さを感じやすくなります。
購入すべき高台にある不動産の特徴
もし高台にある不動産を購入しようと考えるのであれば、以下のような特徴を持つ不動産がおすすめです。
・緑が多い
・海沿い
緑が多い
都心部とは異なり、高台の不動産は周囲に緑が多いこともあります。
よって、緑が豊富な高台の不動産を購入できれば、一般的には都会とされるエリアにいながら、地方暮らしの気分を体験できるかもしれません。
「地方で暮らしたいけど、都会の利便性も失いたくない」という方には、特にこのような物件がおすすめです。
海沿い
海沿いの高台にある不動産から望む景色は、まるでリゾート地のように綺麗です。
よって、セカンドハウスの購入を検討している方などは、このような物件を狙ってみても良いでしょう。
ちなみに、高台の不動産は海からかなり離れた位置にあるため、たとえ海沿いであっても、津波などの被害に遭う心配は少ないです。
実際、2011年に発生した東日本大震災では、津波の届かない高台の安全性に大きな注目が集まりました。
まとめ
ここまで、高台の不動産におけるメリット・デメリットを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
高台には多少不便な点もありますが、購入する方の目的などによっては、非常に良い物件にもなります。
もちろん、高台だけに絞ると候補物件は限定されてしまいますが、見つかった暁には、じっくりと購入すべきかどうかを検討してもらいたいですね。
再建築不可物件や市街化調整区域についてのご相談は、日翔レジデンシャル株式会社にご相談下さい。
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