再建築不可物件でもできる、変わった土地活用について
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再建築不可物件では、既存の住居を建て替えたり、新たに建物を新築したりすることができません。
よって、そのままの状態であれば、活用しようにも選択肢が限られてしまいます。
ただ、世の中には建物がなくてもできる土地活用が数多くあります。
今回は、再建築不可物件でもできる変わった土地活用をいくつか紹介しましょう。
太陽光発電
今回紹介するものの中では、かなり一般的な部類ではありますが、“太陽光発電”は再建築不可物件にとてもおすすめの土地活用です。
敷地内に太陽光パネルを設置し、それによって集めた電気を売却することで利益が得られます。
広大な再建築不可物件を取得した方などには、特におすすめと言えるでしょう。
賃貸経営ほど収益性は高くありませんが、土地のオーナーがすべて自己負担で太陽光発電設備を設置する“自営方式”であれば、経費を差し引いた売電収入はすべて所有するオーナーに入るため、ある程度の収入は見込めます。
再建築不可物件の用途が見つからないという方は、一度検討しても良いでしょう。
ちなみに、以下の立地条件をクリアしている再建築不可物件は、特に太陽光発電に向いています。
・日当たりが良い
・郊外
・電柱が近くにある
・地盤が固い
・災害の危険性が少ない など
ドッグラン
再建築不可物件でもできる変わった土地活用としては、“ドッグラン”も挙げられます。
これは、犬の飼い主が管理の上、隔離されたスペースの中でリードを外し、自由に運動させることができる施設をいいます。
ドッグランの中には、カフェが併設されているようなところも多いですが、これは必ず設置しなければいけないものではありません。
よって、簡易な受付スペースなどを設置できれば、再建築不可物件でも十分経営できます。
また、これも広大な再建築不可物件の方が向いている土地活用と言えます。
ちなみに、小型犬用のドッグランであれば30坪程度、大型犬用であれば120坪程度がスタンダードとされています。
貸し空き地
“貸し空き地”とは、更地の再建築不可物件をそのままの状態で貸し出すことをいいます。
ただ、これは決して長期契約で実施するものではありません。
建物を建てられない土地で長期契約を結ぼうとしても、借り手はほとんど現れない可能性が高いですからね。
貸し空き地は、“1日〇〇円”、“〇時間〇〇円”といったように、短期間の利用料金を設定して貸し出すという方法を指しています。
例えば、フリーマーケットを開催したい方や、青空ギャラリーを開催した芸術家の方などに土地を貸し出すといった活用法がこれにあたります。
それほど収益性が高い方法ではありませんが、再建築不可物件の立地が良い場合は、ある程度の収入源になるでしょう。
自動販売機
再建築不可物件でもできる土地活用としては、“自動販売機”の経営も挙げられます。
自動販売機の経営は、非常にオーナーの負担が軽いことで知られています。
敷地内に自動販売機を設置し、後は電気代を負担するだけで、メーカーが商品の補充や代金回収、ゴミ回収やお釣り補充、メンテナンスまで行ってくれます。
ただ、通常の自動販売機1台だけだと、年間で数万円~10万円程度の利益しか出ません。
また、ドリンクを販売する一般的な自動販売機は、他の自動販売機と差別化を図りにくく、上記の利益すら達成できない可能性があります。
そこでおすすめしたいのが、“変わり種自動販売機”の経営です。
例えば、以下のような自動販売機を数台設置すれば、話題性が出てある程度利益がアップするかもしれません。
・お菓子
・本
・おでん
・果物
・カプセルトイ
・ファストフード など
キッチンカーの駐車スペース
近年、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、“キッチンカー”を経営する方は増えています。
これは、移動販売車の中でも、一般的に食品の調理設備を備えた車両を指しています。
イメージとしては、“移動する飲食店”です。
再建築不可物件の状態のまま、飲食店に土地を貸し出すのは基本的には不可能です。
理由はもちろん、飲食店を経営するための建物が建てられないからです。
一方、キッチンカーの経営に使用するのはあくまで車両であり、建物を建てて経営するわけではないため、何の問題もありません。
また、キッチンカーの経営をする方は増えているものの、駐車スペースの確保に苦戦している方は意外と多いです。
オフィス街近くなどの好立地は、もうほとんど押さえられていると言われています。
もちろん、公道や私道において、許可を取らずキッチンカー経営を行うことはできません。
そのため、好立地の再建築不可物件を所有する方は、キッチンカー経営者への土地貸し出しも検討しましょう。
まとめ
ここまで、再建築不可物件でもできる少し変わった土地活用を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
「どうしても活用法が見つからない…」「どうしても売れない…」と悩んでいた方は、前述の土地活用をぜひ検討してください。
これまで遊休地となっていた再建築不可物件が、一躍大きな収入源になるかもしれませんよ。
再建築不可物件や市街化調整区域についてのご相談は、日翔レジデンシャル株式会社にご相談下さい。
親身になって対応させて頂きます。